つよく やさしく かしこい子に育て!

SAPIXから難関中高一貫校に進学した1男1女の子育て回想録

enaに入塾しました。 中学受験を決めるまで①

息子が小学2年生だったある日、私にこう言い出しました。

「ママ、ボクね…、学校つまんない。

もしかして、お友達と上手くいっていないのかな?と、心配して理由を尋ねると、

「学校のお勉強は、ちっとも考えないから。
先生はもう知ってることしか教えてくれないし、全然おもしろくないの。
ボク、もっと難しいことをやりたいし、もっと考えたい。」

つまり、学校の授業は、彼が既に知っている知識ばかりだし、先生も教科書に書いてあることを話すだけで、頭を使わないのでつまらない。
もっと難しいことを考えたり、もっと知らないことや新しいことをたくさん教えて欲しいのだと。

そりゃそうだよね…。

それでも1年生の時はそんなことは言わなかったので、ベテランの担任の先生は、みんなに興味をもたせて、上手く飽きさせない工夫をしていたのでしょう。
(2年生の担任は、経験の浅い若い先生でした)


小学校の授業は勉強ができない子どもを基準にしているので、息子が特別だったわけでもなく、大半の子どもにとって、物足りない内容なのだろうと思います。

自分の子ども時代を思い返しても、小学校ではテストも多くの子が100点を取るようなレベルでしたし、義務教育の授業は総じて平易でしたから、息子の気持ちはよく分かります。

息子には、学ぶ楽しさや考える力を育めれば良いな、と思って、幼稚園の時には七田の通信教材「プリント」を、小学校に入ってからはSAPIXの「ピグマ」をさせていました。

図鑑や立体パズルのような玩具も好きだったので、同年代の子どもの中では、少しだけ学習の要領がよく、色々な知識がある方だったかもしれません。

授業参観でも、先生はごく簡単なことを時間をかけて何度も繰り返し説明していて、親が見ていても、かなり退屈であろうことは想像できました(笑)

それでも多くの子どもは、「授業が簡単すぎて退屈だ」とは言わないし、学校の授業なんてそんなものだと何となく理解して、あからさまなつまらなそうな態度はとらないものです。

その点、うちの息子は「空気を読めない」ので、悪気なく「つまらないものは、つまらない」と言ってしまう。

…だから先生に嫌われちゃうんだよねぇ。

学校はボクの知的好奇心を満たしてくれない!
と涙目で訴えられてしまい、とりあえず、じゃあ塾に行ってみる?ということになりました。

f:id:kahoko3:20190831111008j:plain

この時はまだ、中学受験もきちんと考えておらず、最初にena(エナ)を選んだのは、単に近所にあって、月謝が安い、という理由です。

そして、実は、塾というものに通ったことがなかった私。

この時、enaの体験授業で、子どもの興味を引き付ける講師のパフォーマンスを目の当たりにし、「塾の授業って、なーんて楽しいの!」と、軽く衝撃を受けました。

私も子ども時代に通ってみたかった…(笑)

(ちなみに、SAPIXでは親も子も、授業の体験や見学は一切できません)

学習指導要領という制限がある中で、色んなレベルの子どもに全教科を教えなければいけない学校の先生と、かたや子ども1人ひとりの個性に応じて、自由に授業ができる塾の先生とでは、違いがあるのは当然。

しかも、小さな校舎だったので、当時、2年生の生徒は息子1人だけ。

ベテランの先生がマンツーマンで教えてくださるというので、即、入塾の運びとなりました。

新3年生、小学2年の2月のことです。

この後、彼がSAPIXに転塾することになるまでには、壮絶な(?)事件がありますので、それは、また次回に。

私たち家族のプロフィールはこちらです。

https://www.kahoko3.com/entry/introduction